レインボーマリタイムは
Handy Bulkerという載貨重量1万~6万トンの
ばら積み貨物船専門の船舶管理業務や
新造船の建造監督業務を主に行う船舶管理会社です。
船舶管理会社とは


1970年代頃までは、船主が「船舶の所有」「船舶の管理」の両方の業務を行なう形態が一般的でしたが現在ではそれらが分化し、船舶管理業務のみを生業 とする「船舶管理会社」という業態が、世界的にも一般化しています。船舶管理会社は、船主の委託を受けて、船主の代理として船舶管理業務を遂行します。
造船所で建造された船舶はそのままの状態では運航できず、輸送サービスに従事させることができません。船舶を運航できる状態にするためには、船舶の所有者(船主)は、国際条約や船籍国・寄港地等の定める法令や規則に則り、乗組員を配乗し、必要な船用品・予備部品・潤滑油等を供給し、保険を付保するといった、様々な手配をしなければなりません。
就航した後も、乗組員の交代者の派遣、機器類の調整整備、部品の交換、消耗品の補充、修繕、入渠工事、法定検査の受検、証書類の更新など、ハード・ソフト両面で船舶の堪航性(船舶 が航海できる状態)を維持していく必要があります。
簡潔に言えば、「船主に変わり船舶を安全に運航できる状態にし、それを維持向上すること」が、船舶管理会社の使命です。
船舶管理会社の主な仕事
- 船体・機関の保守整備
- 部品・船用品・潤滑油などの調達
- 乗組員の雇用・配乗
- 船費予算の執行・管理
↓
本船の堪航性・船質維持
海務部
- 各種法規・保険
- 港湾・航路情報の収集・指導
- 貨物積付の監督・指導
- 乗組員の雇用・管理・配乗
工務部
- 保船(本船の保守・整備)
- 予備品・消耗品の手配・管理
- 潤滑油の手配・管理
- 入渠計画・手配・監督
- 新造船建造監督
SIの育成
船舶管理業務におけるSI(Superintendent)とは現場の決定権を持つ責任者です。船ごとに1~2名を選任しています。
海務部、工務部共に入社後5年~7年を目処にSIとなるべく人材の育成を行っています。
SIの業務
社内では…

- 本船の状況把握(船体・機関・乗組員)
- 部品・消耗品の管理・⼿配
- 条約・規則の対応
- 船級・条約検査の⼿配・準備
- 整備計画の⽴案
- 他部署への技術的アドバイス
現場では…

- 訪船しての本船状況把握
- 修繕・整備作業の監督
- 修繕入渠監督としてドック⽴会
- 船級・条約検査の⼿配・準備
- 新造船監督としてメーカー・造船所に出張
- 乗組員への技術指導